飛蚊症とレーザー治療
飛蚊症とは、視界に虫や糸くずのような影が見える症状で、特に明るい場所や白い壁を見たときに感じやすくなります。これは、硝子体内に生じた濁りが網膜に影を落とすことで起こります。
🔸 生理的飛蚊症(約8割)
加齢や硝子体の自然な変化によって起こるもので、特に治療の必要はありません。ただし、濁りが大きく日常生活に支障がある場合には、「レーザーヒドレオライシス」や「硝子体手術」が検討されることもあります。その際は、対応可能な専門病院をご紹介いたします。
🔸 病的な飛蚊症(注意が必要です)
硝子体出血(糖尿病・高血圧などによる)、網膜裂孔・円孔・網膜剥離の前兆、ぶどう膜炎による炎症など、これらが原因で飛蚊症を自覚した場合は、早急な眼科受診が必要です。状態に応じて、内服・点眼・レーザー治療・硝子体手術などが行われます。
網膜裂孔や円孔は、早期であれば日帰りレーザー治療で網膜剥離の進行を予防することが可能です。しかし、進行して網膜剥離に至った場合は手術が必要となります。
ぶどう膜炎による飛蚊症では、原因に応じた点眼・内服・点滴治療が必要となります。適切な治療が遅れると不可逆的な視力低下を招く恐れがあるため、早期の診断と治療が重要です。
生理的な飛蚊症であれば心配ありませんが、病的な原因による飛蚊症は進行が早く、手遅れになるケースもあります。「いつもと違う」「急に増えた」「光が走るように見える」などの症状を感じた際は、できるだけ早くお近くの眼科を受診してください。
※当院で行うレーザー治療は、網膜裂孔・円孔に対する「網膜剥離予防」を目的とした治療です。飛蚊症そのものの改善を目的としたレーザーではありませんので、あらかじめご了承ください。
